MENU

PMSを和らげる食べ物・栄養素まとめ|つらい生理前を食事でやさしくケア

栄養バランスのよい食事を手にする女性のイラスト(PMSを和らげる食べ物)

「生理前になると、なぜかイライラして甘いものが止まらない」「体がだるくて、気分も落ち込みやすい」。そんな月経前のつらさ=PMS(月経前症候群)に、毎月そっと悩まされている方は少なくありません。薬に頼る前に、まずは毎日の食事から整えていきたい——そう考える女性はとても多いものです。実は、私たちが口にする食べ物や栄養素は、PMSの感じ方に少なからず関わっていると考えられています。この記事では、PMSを和らげるために意識したい栄養素と食べ物、反対に控えめにしたい食べ物、そして無理なく続けられる食事の工夫まで、やさしくまとめてご紹介します。「つらいのは気のせいかも」と我慢してきた方こそ、今日からの一皿を見直すヒントにしていただけたらうれしいです。

🌸 つらくなる前に備える。不調予報アプリ「気圧とわたし」

生理前の不調は、生理周期その日の気圧が重なるほどつらくなりやすいといわれています。「気圧とわたし」は、低気圧の予報とあなたの生理周期をかけ合わせて、「今日は気をつけて」を先回りで通知でお知らせする女性のための体調管理アプリです。気圧予報・体調記録・生理周期管理はすべて無料。食事のケアとあわせて、まずは気軽に使ってみてください。

▶ 気圧とわたしを詳しく見る(無料)

目次

PMSと食べ物の関係|なぜ食事でケアできるの?

PMS(Premenstrual Syndrome=月経前症候群)は、生理が始まる3〜10日ほど前から起こり、生理開始とともに軽くなっていく心と体のさまざまな不調のことを指します。イライラや気分の落ち込み、頭痛、むくみ、乳房の張り、食欲の変化など、あらわれ方は人それぞれです。はっきりとした原因はまだ完全には解明されていませんが、排卵後に女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)のバランスが大きく変化することが関係していると考えられています。

このホルモンの変動は、脳内で心の安定に関わる神経伝達物質「セロトニン」の働きにも影響すると考えられています。セロトニンが不足しやすい時期には、気分が沈んだり、甘いものや炭水化物が無性に食べたくなったりしやすいといわれています。ここで大切になってくるのが、毎日の食事です。セロトニンの材料になる栄養素や、ホルモンバランス・神経の働きをサポートする栄養素を食事から補うことは、PMSのつらさをやわらげる土台づくりにつながると考えられています。

体をいたわりリラックスする女性のイラスト

もちろん、食べ物だけでPMSがすべて解消するわけではありません。けれども「何を食べるか」「どう食べるか」を少し意識するだけで、血糖値の乱高下を防いだり、不足しがちな栄養素を補えたりと、体が受ける負担を減らせる可能性があります。無理な食事制限ではなく、「足りないものを足していく」やさしい発想で、できるところから取り入れていきましょう。

PMSがつらくなりやすい食生活・セルフチェック

まずは、ご自身の食生活を振り返ってみましょう。次のような習慣に心当たりが多いほど、PMSの不調を強く感じやすい食生活になっている可能性があると考えられています。

  • 朝食を抜くことが多く、1日の食事のリズムが不規則になりがち
  • 菓子パンや甘いお菓子、ジュースで小腹を満たすことが多い
  • コーヒーやエナジードリンクなど、カフェインを1日に何杯もとっている
  • インスタント食品・加工食品・外食が続き、野菜や海藻が不足している
  • ダイエットのために食事量を極端に減らしている
  • お酒を飲む機会が多い
  • 塩辛い味付けや濃い味のものを好む

これらは、血糖値の急な上下動を招いたり、ミネラルやビタミンの不足につながったりしやすい習慣といわれています。特に生理前は、体が栄養を欲しがりやすいデリケートな時期。「全部やめなければ」と気負う必要はありませんが、当てはまるものがあれば、まずは一つだけでも見直してみると、体の変化を感じやすくなるかもしれません。次の章から、具体的に「足したい栄養素」と「控えたい食べ物」を見ていきましょう。

PMSのときにあらわれやすい症状

PMSの症状は200種類以上あるともいわれ、心の症状と体の症状の両面にあらわれるのが特徴です。食事のケアを考えるうえでも、自分がどのタイプの不調を感じやすいかを知っておくと役立ちます。

心にあらわれる症状

イライラして怒りっぽくなる、気分が落ち込む、涙もろくなる、不安感が強くなる、集中力が続かない、眠気が強い、または眠れない——こうした情緒の変化は、セロトニンの働きの低下が関係していると考えられています。心の症状が強い方は、後述するセロトニンの材料となる栄養素を意識するとよいといわれています。

体にあらわれる症状

下腹部や乳房の張り・痛み、頭痛、腰痛、むくみ、便秘や下痢、肌荒れ、体重増加、疲れやすさなど。むくみや体重増加が気になる方は、塩分のとり方や、余分な水分の排出を助けるカリウムなどのミネラルを意識すると、負担を軽くしやすいと考えられています。症状の感じ方には大きな個人差があり、月によって変わることも珍しくありません。

PMSを和らげる栄養素と食べ物まとめ

ここからは、PMS対策として意識したい栄養素と、それを多く含む身近な食べ物を具体的にご紹介します。サプリメントで一気に補うより、まずは毎日の食事の中で少しずつ取り入れるのがおすすめです。

野菜・果物・ナッツなど栄養豊富な食材のフラットレイイラスト

① ビタミンB6|心の安定を支える

ビタミンB6は、セロトニンをはじめとする神経伝達物質がつくられる際に欠かせない栄養素で、PMSの心の症状の緩和に役立つ可能性があるといわれています。マグロやカツオなどの赤身魚、鶏むね肉やささみ、バナナ、さつまいも、玄米などに多く含まれています。手軽にとりたいときは、間食をお菓子からバナナに置き換えるだけでも一歩前進です。

② マグネシウム|イライラ・むくみ対策に

マグネシウムは、神経の高ぶりをしずめたり、筋肉の緊張をやわらげたりする働きに関わるミネラルです。不足するとイライラや頭痛、むくみを感じやすくなるとも考えられています。豆腐や納豆などの大豆製品、ひじきやわかめなどの海藻類、アーモンドなどのナッツ、ほうれん草に豊富です。みそ汁に海藻や豆腐を加えるだけで、無理なく補えます。

③ カルシウム|気分の波をおだやかに

カルシウムはマグネシウムと協力し合って働くミネラルで、十分にとることでPMSの気分の落ち込みやイライラがやわらぐ可能性が報告されているといわれています。牛乳やヨーグルトなどの乳製品、小魚、豆腐、小松菜などに含まれます。マグネシウムとバランスよくとることが大切だと考えられています。

④ 鉄分|だるさ・疲れやすさに

女性は生理で鉄分を失いやすく、慢性的に不足しがちです。鉄が足りないと、だるさや疲れやすさ、集中力の低下を感じやすくなるといわれています。レバー、赤身の肉や魚、あさり、小松菜、ほうれん草などが代表的な食材です。ビタミンCを含む野菜や果物と一緒にとると、吸収が高まりやすいと考えられています。

⑤ 食物繊維|血糖と腸を整える

食物繊維は、糖の吸収をゆるやかにして血糖値の急な上下を抑えたり、余分なホルモンや老廃物の排出を助けたりすると考えられています。便秘が気になる時期にも心強い存在です。野菜、きのこ、海藻、豆類、玄米やオートミールなどの全粒穀物に豊富です。

⑥ 大豆製品(イソフラボン)|女性の体をやさしくサポート

大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするといわれ、ゆらぎやすい時期の体をやさしく支えてくれると考えられています。豆腐、納豆、豆乳、みそなど、和食に取り入れやすい食材が多いのもうれしいポイントです。

⑦ オメガ3脂肪酸|巡りとおだやかさに

青魚に多く含まれるEPA・DHAなどのオメガ3脂肪酸は、体の巡りや炎症の調整に関わるといわれ、生理前の不調の緩和が期待される栄養素です。いわし、さば、さんまなどの青魚、えごま油やアマニ油、くるみなどから取り入れられます。

反対に、控えめにしたい食べ物・飲み物

「足す」ケアと同じくらい大切なのが、体に負担をかけやすいものを「少し控える」ことです。次のようなものは、生理前だけでも意識して減らしてみると、つらさの軽減につながる可能性があると考えられています。

  • 糖分の多いお菓子・ジュース:血糖値が急上昇・急降下し、その反動でイライラや強い眠気、甘いもの欲求を招きやすいといわれています。
  • カフェイン:コーヒー・紅茶・エナジードリンクなどに含まれ、とりすぎると神経の高ぶりや睡眠の質の低下につながりやすいと考えられています。生理前は量を控えめに。
  • 塩分の多い食べ物:スナック菓子や加工食品、濃い味付けはむくみを強めやすいといわれています。
  • アルコール:気分の変動を大きくしたり、睡眠を浅くしたりすることがあると考えられています。
  • 冷たい飲み物・食べ物:体を冷やすと血の巡りが滞りやすく、痛みやだるさにつながることがあります。

大切なのは「絶対に食べてはいけない」と自分を追い込まないこと。ゼロにするのではなく、「生理前の1週間だけ半分に」といったゆるやかな目標のほうが、無理なく続けやすいものです。

無理なく続ける食事の工夫・食べ方のコツ

何を食べるかと同じくらい、「どう食べるか」もPMSケアでは大切だと考えられています。忙しい毎日でも取り入れやすい工夫をまとめました。

朝食を抜かず、1日3食のリズムを整える

食事を抜くと血糖値が乱れやすく、次の食事でのドカ食いや、気分の不安定さにつながりやすいといわれています。朝は、バナナ1本とヨーグルト、具だくさんのみそ汁など、手軽なものでかまいません。まずは「何か口にする」ことから始めましょう。

「ちょい足し」で栄養密度を上げる

いつものごはんに、納豆、豆腐、わかめ、ごま、ナッツ、小魚などを少し加えるだけで、マグネシウムやカルシウム、鉄分をぐっと補いやすくなります。作り足す手間なく続けられるのが魅力です。

間食は「お菓子」から「補える食べ物」へ

どうしても何かつまみたいときは、ナッツ、ヨーグルト、バナナ、高カカオチョコレート、ドライフルーツなどに置き換えてみましょう。甘いものを我慢するのではなく、体にやさしい選択肢に置き換えるのがコツです。

温かいものを選ぶ

生理前は体を冷やさないことも大切です。飲み物は常温か温かいものを選び、みそ汁やスープなど温かい料理を一品加えると、体の巡りとリラックスの両方を助けてくれます。

🌸 あなた専用の不調予報アプリ「気圧とわたし」

「気圧とわたし」は、低気圧の予報に加えてあなたの生理周期もかけ合わせて、「今日は気をつけて」を先回りでお知らせする、女性のための体調管理アプリです。気圧が下がる日を事前に通知で受け取れるので、つらくなる前に備えられます。気圧予報・体調記録・生理周期管理はすべて無料。まずは気軽に使ってみてください。

▶ 気圧とわたしを詳しく見る(無料)

食事以外のセルフケア・生活習慣も味方に

食事のケアは、生活習慣とあわせて取り入れることで、より力を発揮しやすくなると考えられています。無理のない範囲で、次のような習慣も意識してみましょう。

ストレッチやハーブティーでセルフケアする女性のイラスト

睡眠のリズムを整える

睡眠不足はホルモンや自律神経のバランスを乱し、PMSの不調を強めやすいといわれています。生理前は特に、いつもより少し早めに休むことを心がけ、寝る前のスマホやカフェインは控えめにするとよいでしょう。

軽い運動で巡りをよくする

ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動は、血の巡りを促し、気分をリフレッシュさせてくれると考えられています。激しい運動でなくてかまいません。生理前は「気持ちいい」と感じる範囲で体を動かしてみましょう。

自分をいたわる時間をつくる

ゆっくり湯船につかる、温かい飲み物を飲む、好きな香りに包まれるなど、心と体をゆるめる時間はPMS期のセルフケアとしてとても大切です。「頑張りすぎない」と自分に許可を出すことも、立派なケアの一つです。

受診の目安|つらいときは何科へ?

食事や生活習慣を工夫しても改善が感じられない、日常生活や仕事に支障が出るほどつらい、という場合は、我慢せず専門家に相談することをおすすめします。特に、気分の落ち込みやイライラが非常に強く、人間関係や生活に大きく影響する場合は、PMDD(月経前不快気分障害)の可能性も考えられるため、早めの相談が安心です。

相談先としては、まず婦人科・産婦人科が中心になります。ホルモンの状態や症状に合わせて、生活指導や治療の選択肢を提案してもらえることがあります。心の症状が特に強い場合は、心療内科や精神科が力になってくれることもあります。「これくらいで受診してよいのかな」とためらう必要はありません。毎月のつらさを一人で抱え込まず、専門家という味方を頼ってみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. PMSに効く食べ物を食べればすぐに楽になりますか?

A. 食べ物はあくまで体を整える土台づくりで、薬のようにすぐ効くものではないと考えられています。数日で劇的に変わるというより、毎日の積み重ねで少しずつ体が整っていくイメージで、無理なく続けることが大切です。

Q. サプリメントで栄養を補ってもよいですか?

A. 食事だけで補いきれない場合の選択肢にはなりますが、まずは食事から取り入れるのが基本です。サプリメントを使う場合は過剰摂取に注意し、持病がある方や薬を服用中の方は、事前に医師や薬剤師に相談すると安心です。

Q. 甘いものがどうしてもやめられません。

A. 生理前に甘いものを欲するのは自然なことです。無理にゼロにするより、高カカオチョコレートやドライフルーツ、果物など、体にやさしい甘いものに置き換えるのがおすすめです。自分を責めないことも大切なケアです。

Q. 食事を変えるなら、いつから意識すればよいですか?

A. 理想は毎日の食事を通して整えることですが、難しい場合は、症状が出やすい「生理前の1〜2週間」だけでも意識してみると、変化を感じやすいといわれています。

まとめ|毎日の一皿で、生理前の自分にやさしく

PMSのつらさは「気のせい」でも「わがまま」でもありません。ホルモンの変化にともなう、体からの自然なサインです。ビタミンB6・マグネシウム・カルシウム・鉄分・食物繊維・大豆製品・オメガ3脂肪酸といった栄養素を意識して「足す」こと、糖分やカフェイン・塩分・アルコールを生理前だけでも「少し控える」こと、そして朝食を抜かず温かいものを選ぶこと。どれも今日から始められる小さな工夫です。すべてを完璧にこなす必要はありません。できることを一つずつ、自分をいたわる気持ちで取り入れていきましょう。毎日の一皿が、ゆらぎやすい時期のあなたをそっと支えてくれるはずです。

🌸 読み終えたあなたへ。次の生理前は、先回りで備えませんか?

食事のケアに加えて、「いつ不調が来やすいか」が分かると、心の準備もぐっとラクになります。「気圧とわたし」は、低気圧の予報あなたの生理周期をかけ合わせて、つらくなりそうな日を先回りで通知でお知らせします。気圧予報・体調記録・生理周期管理はすべて無料。今日のケアの相棒に、ぜひ迎えてあげてください。

▶ 気圧とわたしを詳しく見る(無料)

※ ご注意
この記事は健康に関する一般的な情報をお伝えするもので、診断や治療を目的としたものではありません。症状の感じ方には個人差があります。気になる症状がある場合や、症状が続く・悪化する場合は、自己判断せず医師などの専門家にご相談ください。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

「気圧とわたし」開発者。自身も低気圧や天候の変化による頭痛・だるさに長く悩んできた経験から、「つらさを我慢するより、前もって備えられる毎日を」という想いでアプリと本ブログを立ち上げました。気象病・頭痛・PMSとうまく付き合うためのセルフケアの知恵を、むずかしくなく・今日から試せる形でお届けしています。

コメント

コメントする

目次