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くるくる耳マッサージのやり方|気圧の頭痛をやわらげるセルフケア

耳をやさしくマッサージしてリラックスする女性のイラスト

「天気がくずれる前になると、決まって頭がズキズキ……」「気圧が下がる日は、こめかみが締めつけられるように痛い」。そんな気圧の頭痛に悩む方の間で、道具もお金もいらず、その場ですぐにできるセルフケアとして知られているのが「くるくる耳マッサージ」です。耳をやさしくつまんで、くるくると回すだけ。テレビや雑誌でも取り上げられ、気象病対策の定番になりつつあります。

とはいえ、「本当に効くの?」「どこをどうやってほぐせばいいの?」と、やり方がよくわからないまま何となく続けている方も多いのではないでしょうか。この記事では、くるくる耳マッサージがなぜ気圧の頭痛にいいと考えられているのかという仕組みから、基本のやり方、部位別のポイント、効果を高める生活習慣、受診の目安までを、女性の視点でやさしくまとめました。今日から取り入れられる内容ばかりなので、つらくなる前の「お守りケア」として役立てていただけたらうれしいです。

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目次

くるくる耳マッサージとは?なぜ気圧の頭痛にいいと考えられているの?

雨雲の下で頭を押さえて気圧の頭痛につらそうにしている女性のイラスト

くるくる耳マッサージとは、その名のとおり、耳をつまんで引っぱったり、くるくると回したりして耳まわりの血流をうながすセルフケアのことです。特別な道具はいらず、自分の指だけでできるのが大きな魅力です。ペインクリニックの医師が気象病対策として紹介したことで広く知られるようになり、今では「気圧の頭痛が来そうなときの習慣」として実践する人が増えています。

なぜ耳なのかというと、気圧の変化を感じ取るセンサーが耳の奥(内耳)にあると考えられているからです。耳には全身につながる血管や神経、そして東洋医学でいう「ツボ」が数多く集まっています。耳そのものを温めてやわらかくほぐすことで、内耳まわりの血流がよくなり、気圧の変化に過剰に反応してしまう状態をやわらげる助けになるといわれています。痛くなってから飲む薬とちがい、不調が出る前の「予防的なケア」としても取り入れやすいのがうれしいポイントです。

気圧の頭痛が起こる仕組み ― 内耳と自律神経の関係

そもそも、どうして気圧が下がると頭が痛くなるのでしょうか。カギをにぎるのが、耳の奥にある内耳と、体のバランスを整える自律神経です。

内耳が気圧の変化を感じ取る

内耳には、体の傾きや揺れを感じ取る「三半規管」や「前庭」という器官があります。ここには気圧のわずかな変化を感じ取るセンサーの働きもあると考えられていて、天気がくずれて気圧が下がると、その情報が脳に伝わります。このセンサーが敏感すぎると、ほんの少しの気圧の変化でも脳が「大きな異変だ」と受け取り、めまいや頭痛などの不調につながると考えられています。

自律神経のバランスが乱れる

内耳が感じ取った気圧の変化は、自律神経に伝わります。自律神経には、体を活動モードにする交感神経と、リラックスモードにする副交感神経があり、ふだんはこの2つがバランスよく切りかわっています。ところが気圧の変化が続くと、このバランスが乱れやすくなります。とくに交感神経が過剰に働くと血管が収縮したり広がったりして、その刺激が頭の痛みとして感じられると考えられています。もともと自律神経が乱れやすい人や、ストレス・寝不足が重なっている人ほど、気圧の影響を受けやすい傾向があるといわれています。

こんな人は要チェック ― 耳マッサージが向いている人の特徴

次のような項目に当てはまる人は、内耳や自律神経が気圧の変化に反応しやすいタイプかもしれません。当てはまる数が多いほど、耳まわりのケアを習慣にする価値があると考えられます。

  • 天気がくずれる前や雨の日に、頭痛やめまいが出やすい
  • 乗り物酔いをしやすい、または子どもの頃しやすかった
  • 肩こり・首こりが慢性的にある
  • 季節の変わり目に体調をくずしやすい
  • ストレスを感じやすく、睡眠が浅い
  • 冷え性で、手足が冷たくなりやすい
  • 耳を軽く引っぱると、なんとなく気持ちよく感じる

とくに「乗り物酔いをしやすい」という人は、内耳が敏感な傾向があるといわれています。ここに挙げたのはあくまで目安ですが、複数当てはまる場合は、耳マッサージのような内耳まわりのセルフケアが心地よく感じられることが多いようです。

気圧の頭痛でよくある症状

気圧の変化にともなう不調は、頭痛だけではありません。人によってあらわれ方はさまざまで、次のような症状が単独で、あるいは重なって出ることがあります。

  • 頭痛:こめかみや後頭部がズキズキ・ガンガンする、締めつけられる感じ
  • めまい・ふらつき:ふわふわする、立ちくらみのような感覚
  • だるさ・眠気:体が重く、やる気が出ない
  • 肩こり・首こり:こりが強まり、そこから頭痛につながる
  • むくみ:手足や顔がむくみやすくなる
  • 気分の落ち込み・イライラ:メンタル面が不安定になりやすい

耳マッサージは、こうした頭痛・めまい・肩こりといった内耳や血流に関わる不調に対して、心地よさを感じやすいセルフケアです。ただし症状の感じ方には個人差があり、すべての人にあてはまるわけではありません。無理のない範囲で、自分に合うかどうかを試してみるのがおすすめです。

基本の「くるくる耳マッサージ」のやり方

指で耳をつまんでくるくると回す耳マッサージのやり方のイラスト

ここからは、いよいよ具体的なやり方です。むずかしいテクニックはいりません。「痛気持ちいい」と感じるくらいの弱い力で、ゆっくり行うのがコツです。強く引っぱりすぎると逆に刺激になってしまうので気をつけましょう。

ステップ1:耳を横に引っぱる

親指と人差し指で耳の真ん中あたりを軽くつまみ、横にやさしく引っぱって5秒キープします。呼吸は止めず、ゆっくり吐きながら伸ばすとよりリラックスできます。

ステップ2:上・下にも引っぱる

同じように、耳の上のほうをつまんで斜め上に引っぱって5秒、耳たぶをつまんで下に引っぱって5秒キープします。耳全体をまんべんなく伸ばすイメージです。

ステップ3:くるくると回す

耳全体を軽くつまんだまま、後ろ方向に向かってゆっくり5回ほどくるくると回します。耳のつけ根から動かすようにすると、耳まわりがじんわり温まってくるのを感じられるはずです。

ステップ4:耳を折りたたむ

最後に、耳の上半分を前に倒すようにして手のひらで耳全体を覆い、5秒ほどそっと包み込みます。手の温もりで耳が温まり、じんわりとした心地よさが広がります。

この一連の流れを、朝・昼・晩や、頭痛が来そうだなと感じたときに行ってみてください。片耳あたり1〜2分ほどで終わるので、家事や仕事の合間、入浴中などのすきま時間でも続けやすいはずです。継続することが大切なので、「気づいたときにこまめに」を意識しましょう。

耳まわりのツボと、手・首のセルフケア

耳マッサージとあわせて刺激すると心地よいとされる、耳まわりのツボや、頭痛と関わりの深い部位のセルフケアも紹介します。

耳の代表的なツボ

耳の穴の少し前、口を開けるとくぼむあたりにある「聴宮(ちょうきゅう)」や、耳たぶの裏側の骨のくぼみにある「翳風(えいふう)」は、耳や頭まわりの不調のケアに用いられるツボといわれています。指の腹でやさしく押して、痛気持ちいいところをゆっくり刺激してみましょう。

手の「合谷(ごうこく)」

親指と人差し指の骨が交わるあたりのくぼみにある「合谷」は、頭痛や肩こりのセルフケアで昔から親しまれているツボです。反対の手の親指で、少し痛みを感じるくらいの強さで5秒ほど押してゆるめる、をくり返します。

首・肩をゆるめる

気圧の頭痛は、首や肩のこりと重なって強まることがよくあります。首をゆっくり左右に倒す、肩を大きく回す、後頭部と首のつけ根を手のひらで温めるなど、耳まわりだけでなく首・肩もいっしょにほぐすと、より楽に感じられることが多いようです。

効果を高める予防・生活習慣

観葉植物に囲まれてリラックスし深呼吸する女性のイラスト

耳マッサージは、その場でできる心強いケアですが、ふだんの生活習慣を整えることで、気圧の変化に負けにくい体づくりにつながると考えられています。次のポイントを無理のない範囲で意識してみましょう。

睡眠のリズムを整える

自律神経を安定させるうえで、睡眠はとても大切です。毎日なるべく同じ時間に寝起きし、寝る前のスマホやカフェインを控えるだけでも、体調はととのいやすくなるといわれています。

体を冷やさない・温める

冷えは血流の悪化につながり、気圧の不調を感じやすくする一因と考えられています。湯船にゆっくりつかる、温かい飲み物をとる、首や耳まわりを冷やさないなど、「温活」を心がけましょう。

軽い運動とストレッチ

ウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすと、血流がよくなり自律神経も整いやすくなります。とくに首・肩まわりを動かす習慣は、頭痛の予防にも役立つと考えられています。

バランスのよい食事と水分

マグネシウムやビタミンB群など、頭痛のケアに関わるとされる栄養素を意識しつつ、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。また、水分不足や体内の水分バランスの乱れも不調に関わるといわれるため、こまめな水分補給も大切です。

気圧の変化を「先読み」する

気圧が下がるタイミングをあらかじめ知っておくと、耳マッサージや休息を早めに取り入れられ、つらくなる前に備えられます。天気予報とあわせて、気圧の変化を知らせてくれるツールを活用するのがおすすめです。

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耳マッサージで改善しないときは?病院は何科?

耳マッサージや生活習慣の見直しはあくまでセルフケアであり、すべての頭痛が自分でのケアだけで解決するわけではありません。次のような場合は、無理をせず医療機関を受診しましょう。

  • これまで経験したことのないような激しい頭痛が突然起きた
  • 頭痛が日ごとに強くなる、頻度が増えている
  • 手足のしびれ、ろれつが回らない、物が二重に見えるなどの症状をともなう
  • 市販薬を頻繁に使わないと日常生活が送れない
  • 発熱や吐き気をともなう頭痛が続く

気圧の頭痛やめまいで相談する場合、まずは脳神経内科(神経内科)や、頭痛外来のある医療機関が候補になります。めまいや耳の不調が強い場合は耳鼻咽喉科、原因がはっきりしないときはかかりつけの内科に相談し、必要に応じて専門科を紹介してもらうのもよいでしょう。「気象病」「天気痛」に理解のある医療機関を選ぶと、より相談しやすいはずです。

よくある質問(FAQ)

Q. 耳マッサージはいつやるのが効果的ですか?

A. 決まりはありませんが、気圧が下がりそうな日や、頭痛が来そうだなと感じたときに行うのがおすすめです。また、朝・昼・晩など1日に数回、こまめに続けると習慣にしやすくなります。入浴中は体が温まっているので、より心地よく感じられます。

Q. どのくらいの強さでやればいいですか?

A. 「痛気持ちいい」と感じる程度のやさしい力で十分です。強く引っぱりすぎると刺激になり、かえって不快に感じることがあります。耳はデリケートなので、力を入れすぎないよう気をつけましょう。

Q. どのくらい続ければ効果を感じられますか?

A. 感じ方には個人差があり、その場で楽になる人もいれば、続けるうちに体調の波が穏やかに感じられるようになる人もいます。即効性を期待しすぎず、毎日の習慣として気長に続けてみてください。

Q. 妊娠中でもやって大丈夫ですか?

A. 耳をやさしくほぐす程度であれば、基本的には無理のない範囲で取り入れられますが、体調は人それぞれです。妊娠中や持病がある方、体調に不安がある方は、念のためかかりつけの医師に相談してから行うと安心です。

まとめ

くるくる耳マッサージは、道具もお金もいらず、気圧の頭痛が気になるときにその場ですぐできるやさしいセルフケアです。気圧の変化を感じ取る内耳まわりの血流をうながし、乱れがちな自律神経を整える助けになると考えられています。「痛気持ちいい」くらいの力で、横・上・下に引っぱってからくるくる回す――このシンプルな流れを、つらくなる前にこまめに取り入れてみましょう。

あわせて、睡眠・冷え対策・軽い運動・バランスのよい食事といった生活習慣を整えることで、気圧に振り回されにくい体づくりにつながります。そして何より大切なのが、気圧が下がるタイミングを前もって知っておくこと。先回りして備えれば、あなたの毎日はぐっと過ごしやすくなるはずです。天気とうまく付き合いながら、自分の体をやさしくいたわってあげてくださいね。

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※ ご注意
この記事は健康に関する一般的な情報をお伝えするもので、診断や治療を目的としたものではありません。症状の感じ方には個人差があります。気になる症状がある場合や、症状が続く・悪化する場合は、自己判断せず医師などの専門家にご相談ください。
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この記事を書いた人

「気圧とわたし」開発者。自身も低気圧や天候の変化による頭痛・だるさに長く悩んできた経験から、「つらさを我慢するより、前もって備えられる毎日を」という想いでアプリと本ブログを立ち上げました。気象病・頭痛・PMSとうまく付き合うためのセルフケアの知恵を、むずかしくなく・今日から試せる形でお届けしています。

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